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さらに病状が進行すると、活動性は次第に鈍り、始終、独り言を繰り返したり、発語せず黙ったまま過ごすようになり、一日中、ボンヤリしているようになります。失禁も現れ出ます。

 四、各種の精神症状

認知症高齢者には、中核となる認知機能の際立った低下のほかに、いろいろな精神症状も出現します。入院している高齢者では、夜中に眠らずウロウロ動き回ったり、騒ぐといった夜間せん妄、うつ状態などが多くみられます。在宅の高齢者でも、同じ夜間せん妄、うつ状態などが多く、人物の誤認、幻覚、妄想などの多いことも認められています。

■脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症

認知症全体の症状を説明してきましたが、詳しくいえば、同じ認知症の中でも、とりわけ多い脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症とでは、その成り立ちの違いから症状も異なるところが認められています。

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【認知症(痴呆症)】

[1] 知能が後天的に低下

[2] 年々、増加する患者

[3] 中核症状と周辺症状

[4] 記銘力・記憶力障害1

[5] 記銘力・記憶力障害2

[6] 見当識障害

[7] 計算力障害

[8] 感情障害

[9] 思考力障害

[10] 行動異常

[11] 各種の精神症状

[12] 脳血管性認知症

[13] アルツハイマー型認知症

[14] 治療可能な認知症

[15] 各種の薬物療法

[16] 心理社会的療法

 

【健康実用辞典】

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