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苦しい時や悲しい時にも、大きくため息をすれば、気持ちが楽になる。頭の圧力、胸の圧力、上半身の圧力をみな、ため息とともに体外に吐き出してしまうから、心が落ち着くのである。
宇宙天地大自然の他力である「気」というものも、人間の下半身から上半身に上ってくるものだから、上半身を空虚にしておかねばならない。息を吐いて、吐いて、吐き抜けば、胸が空になる。頭が軽くなる。心が落ち着く。「ここで心を落ち着かせよう」とするには、息を吐いて、体内の圧力をなくせばよい。
吐いたり、吸ったり自由に息ができないと、気詰まりがする。やる気の「気」が、下半身から発動しない。息を吐いて、心身の体調を整え、楽に楽しく前向きに、人生を生きようではないか。
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