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一つの働きが失われると、結局、さまざまなところに障害が起こるようになる。例えば、脳の働きが散漫になるというか、弱ってくるというか、そういうことになれば、耐えるとか、我慢するとかいうことができなくなってくるし、集中力もなくなってくる。
子供は、実際に敏感であると同時に、集中ができるものなのである。それが甘い物を食べさせすぎたため、集中力を失ってしまうことになる。
甘い物を食べすぎたり、または濃厚な物を食べすぎたため、唾液が力を失ってしまって、ついには気息えんえんたるものになる。
体の中に必要な糖分は、甘い物によらないでも体の中で作られる。胃の中に入った物から、ひとりでに糖分ができる。甘い物を食べすぎると、歯も悪くなっているから、十分に噛むことができない。余計な分量を入れて、胃に負担をかけてはいけない。胃では、胃液で一切が行われているのである。いつでもいたわっておかなければならない。唾液の補給はもうできないのである。唾液をいくら飲み込んでみたところで、その力には限りがある。
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