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見当識障害が高度になれば、朝昼夕夜の区別もわからなくなります。場所についての見当識が障害されるために、入院患者では自分の部屋を忘れることがしばしば。徘徊(はいかい)癖のある例では、想像もできないほど遠方に出掛けて、帰ることができなくなり、交番などから問い合わせのあるケースもみられます。
人に対する見当識障害も、はっきりしてきます。家族、あるいは同居している人を認識できなくなると、高度の認知症と見なされます。
もう一つの中核症状である遂行機能障害が起こると、判断して決定することが困難になり、順番に段取りよく物事を進めたり、仕事を計画的に行うことが難しくなったりします。
男性では買物へ行かなくなったり、好きでやっていたことをやらなくなったりしますし、女性では料理が困難になります。また、やらなくなったことに対してさまざまな言い訳をするようになります。
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【アルツハイマー型認知症】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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