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「アルツハイマー型」の名は、アルツハイマー病の最初の症例報告を1907年に行ったドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマーに由来しています。アルツハイマー病は、40歳代から50歳代中心の初老期に脳の変性委縮によって発症し、数年の経過で死亡するもの。
このアルツハイマー病における脳の委縮と、60歳、ないし65歳以上の老年期で発症する疾患における脳の全般的委縮の変化が同じことから、後者は「アルツハイマー型老年認知症」と呼ばれるようになりました。
現在では、初老期発症のアルツハイマー病(家族性アルツハイマー病)と老年期発症のアルツハイマー型老年認知症の間には病理学的な差はなく、発症を促進する因子に差があると考えられるようになり、通常は区別せずに「アルツハイマー型認知症」と呼ばれています。
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【アルツハイマー型認知症】
【四百四病の事典】
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