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かつて、猫の脳で、新しい皮質に密接な関係を持っているある部分に、電流で刺激を与えられるようにして実験を行ってみると、一秒間に数回継続する電流を三十秒間流して、三十秒間休み、これを繰り返しているうちに、猫は眠気を催してくるのか、首を垂れ、目を閉じ、やがてはゴロリと横になって眠り込んでしまう。犬でも、同じように眠り込ませることができる。
外国には、脳の手術の最中に、猫や犬の実験で刺激を与えたのと同一の部分に、同じような電流を流したところ、患者が眠り始めたという報告がある。
新しい皮質は、一定のリズムで繰り返している単調な刺激に弱い。電気刺激などという、物々しい方法によらず、我々人間はもっと手軽な手段で眠らしたり、眠らされたりしてきた。
それは、音や振動によるリズミカルな刺激である。「コットン、コットン」という車が米をつく音に、水車小屋の番人は眠気を誘われ、よく居眠りをしたものだといわれる。そして、水車が止まり音がしなくなると、目が覚めたそうである。
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