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最近の研究では、ラットやサルを用いた実験で、プロスタグランジンD2とE2と呼ばれる物質が脳の中で働き、それぞれ睡眠と目覚めをコントロールしていることがわかったともいう。大阪バイオサイエンス研究所の早石所長が明らかにした成果である。
動物実験で、一兆分の数グラムのD2を脳に注入すると、動物はじきに眠り始めることが確認されている。D2によって誘起された睡眠は、普通の睡眠薬による不自然な眠りとは違い、脳波などから見て自然の睡眠と全く変わりのないこともわかっている。
このように、科学的にも睡眠のメカニズムについて、諸説が出され、いくつかのことが解明されているが、まだまだ未知の部分の多い領域だといえる。
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