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●仏教や道教の概念も吸収した「気」の哲学

 前二世紀の前漢の時代に、儒教は国教化され、体制の思想となった。それと引き換えに、訓詁(くんこ)学が主流となり、古典に学び、注釈を施すことが盛んに行われて、柔軟な生命力を失っていった。

 儒教が思想としての生命力を再び獲得したのは、十世紀の後半から始まる宋代、「気」の哲学の時代になってからのことである。

 宋朝は、北宋と南宋を合わせれば三百年以上にわたる統一王朝で、学問や芸術のレベルは非常に高いものがあった。

 新たに興った士大夫と呼ばれる地主の階級は官僚であり、インテリでもあったが、彼らの立場を表明する哲学として、儒学はそれまでの煩雑な訓詁学に終止符を打ち、「理」と「気」によって宇宙を解説し、人間の性質をも説明することにより、新たな生命を得たのである。これが宋学である。

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【思想としての「気」2】

[1] 昼夜の中に

[2] 四季の中に

[3] 陰陽理論

[4] 老子の思想

[5] 荘子の思想

[6] 五行思想

[7] 「気」の哲学

[8] 朱子の思想

[9] 「理」と「気」

 

【四百四病の事典】

[10] 胃の不快症状

[11] ヘルペス

[12] 視力障害

[13] ピックアップ

 

【健康実用辞典】

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[17] 強気勝気弱気

[18] ピックアップ

 

【ライフスタイル】

[19] 器量を磨く

[20] 「気」の神秘

[21] 脳力を研ぐ

 

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