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いつも受け入れる肉体容器が空だから、うんと働いた時など、たくさん食べても支障がない。人間、半日や一日欠食しても、自身の肉体があわてないよう躾けをしておきたいもの。
全国各地、世界各国の食材が口にできる飽食の時代で、食事の恩恵がわからない人は、意識的に二、三日でもよいから断食をやってみることだ。それで、どんな物でも食べられるということが、この世の幸福であると悟れる。
いかに粗末な物を食べても、「うまい」、「おいしい」と思わず感嘆の言葉が口をついて出てくる。すると、「ごちそうさま」と感謝し、お礼を尽くしていることにつながる。
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