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懐疑的なことから、被害妄想や嫉妬(しっと)妄想などが出現することがあり、特に「他人が悪口をいっている」、「財布をなくした」、「貯金通帳を盗まれた」などと訴える被害妄想が少なからずあります。
性格にも変化が現れ、発病前の性格がとりわけ明らかとなりやすくなります。一般に、自己中心的で、頑固で、我がままであり、行動その他がズボラ。
反面では、気が小さく、きちょうめんなところもあり、受診などの前日はよく眠れなかったり、朝早くからソワソワしたりするなどのように、態度、行動に平常と反対の面も認められます。認知症では、いろいろな面が鈍感と考えられがちですが、神経質、敏感なところもあるわけです。
細やかな感情が鈍くなっているにもかかわらず、一面では人をよく見ており、周りの見下げるような態度、ばかにした態度、冷たい対応、心ない発言などには極めて敏感です。例えば、家族がちょっと冷たい態度をとっただけで、すぐ興奮したり、怒ることもしばしば。
道徳的な面の感情障害も、病状の進むにつれて出現し、反社会的行動や、羞恥心(しゅうちしん)が薄れて性的な異常行動を示すこともあります。
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【認知症(痴呆症)】
【四百四病の事典】
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