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人に対する見当識障害も、はっきりしてきます。家族、あるいは同居している人を認識できなくなると、高度の認知症と見なされます。
三、計算力障害
認知症の症状として、簡単な計算ができなくなりますが、足し算より引き算のほうが障害されやすくなります。計算力障害が高度になると、1+1もわからなくなります。
認知症の中核となっているもので、発症者すべてに共通に見られる症状に続いては、その周辺の症状について要約して説明します。
一、感情障害
認知症の初期では、感情が不安定になり、容易に興奮しやすくなります。うつ的になり、発語がなく、すべてに懐疑的なこともあります。天気がよいのに雨戸を閉めて日中寝たり、外出を極度に嫌ったり、風呂(ふろ)に入りたがらないなど、症状はさまざまです。
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【認知症(痴呆症)】
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