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●食事の三S主義というもの
「丈夫で長持ちしたい」と本気で願うならば、飽食を避け、できるだけ粗食をすること。そして、適当な運動をすること。
明治生まれ、大正生まれに限らずとも、第二次世界大戦前の昭和生まれは菜食、粗食で、あの厳しい時代を生き抜いてきた。肺病は多かったが、胃の悪い人は少なかったし、脳卒中やガンも少なかった。戦後の死亡原因の変化も見逃すわけにはいかない。ほとんどが、ぜいたく病。
一昔前、この「ぜいたく病」の代名詞と見なされていたのは、痛風だった。「風が吹いても痛い!」と言われるほどの激痛を伴う病気で、中年男性特有の病気のように思われていたのが、最近では女性や若い年齢の人たちにも見られるようになった。
痛風とは、その基礎となる「高尿酸血症」を改善しないと、心臓病や腎臓病などの合併症を起こす恐い病気であり、予防するためには運動などの生活改善と共に、食生活の改善が必要である。 繁栄と裏腹の飽食の時代を生きることを余儀なくされた現代人は、せめて自ら防げる害は排除すべきだろう。
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