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糖尿病によって腎臓の機能が悪化する疾患
糖尿病性腎症(じんしょう)とは、糖尿病によって腎臓の糸球体(しきゅうたい)が細小血管障害のため硬化して、数を減じていく疾患。糖尿病性神経障害、及び糖尿病性網膜症とともに、糖尿病に特有な3大合併症の一つです。
3大合併症はいずれも細い血管障害が主体となっているので、糖尿病性細小血管症と総称されることもあります。ちなみに、糖尿病の他の合併症では、糖尿病性大血管症としての動脈硬化症が重要です。動脈硬化症が進行すると、脳血管障害、虚血性心疾患、壊疽(えそ)などの重症の疾患に結び付きます。
糖尿病性腎症が進行した場合は、腎機能が低下するため、現在では透析療法を受ける人の原因疾患の第1位を占めています。糖尿病になって10年以上経過してから、徐々に蛋白(たんぱく)尿が現れ、やがてネフローゼ症候群となって、むくみを来し、腎機能が悪化してくるのが典型的です。
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【糖尿病性腎症】
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