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このほか、吐き気や嘔吐(おうと)、上腹部の重苦しさ、腹部の膨満感、食欲不振、全身倦怠(けんたい)感などや、黄疸(おうだん)が現れることもあります。
こうした症状は、外分泌機能の障害の程度が軽い時期に起こりやすいもので、病気が進行するにつれて腹痛はあまりみられなくなり、外分泌機能の低下に起因する消化吸収障害によって、便中に脂肪がそのまま出る脂肪性下痢や、体重減少が生じてきます。
また、膵臓のランゲルハンス島と呼ばれ、内分泌機能にかかわる細胞群にも病変が及ぶと、血糖値を調整するインシュリンやグルカゴンなどのホルモンが十分に分泌されなくなって、口渇、多飲、多尿といった膵性糖尿病の症状を招くようになります。
血糖値がうまくコントロールされなくなるため、意識の混濁や昏睡(こんすい)がみられることもあります。まれに、症状が急激に悪化して、重症の急性膵炎と同じようにショック状態に陥ったり、腎(じん)不全や心不全などを起すケースもみられます。
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【慢性膵炎】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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