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慢性膵炎では、膵臓の炎症が長期間繰り返されることによって、膵臓の細胞が次第に破壊されるに従って、外分泌機能と内分泌機能が少しずつ低下し、消化不良を起こしたり糖尿病を招くなど、全身状態に大きな影響を及ぼすようになります。

 50~60歳代に起こりやすく、男女比は2対1と男性に多い点が、慢性膵炎の特徴です。1999年に医療機関を受診した慢性膵炎患者の数は42000人で、人口10万人当たり33.2人と推定され、2002年に医療機関を受診した慢性膵炎患者の数は45200人で、人口10万人当たり35.5人と推定されています。

原因のほとんどは、アルコールの過剰摂取と、胆石や胆のう炎といった胆道の疾患で起こっています。

とりわけ、大量飲酒の習慣がある人に発症するケースが大半で、原因の50パーセント以上を占めています。近年では、アルコールの消費量の増加に伴って、発症者のうち大量飲酒者が占める割合は、ますます高くなってきています。中年以降の男性で、10年以上に渡って大量飲酒を続けている人は、要注意。

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【慢性膵炎】

[1] 長期に渡る炎症

[2] 膵液の分泌に障害

[3] 早期にみられる症状

[4] 後期にみられる症状

[5] 血液と尿の検査

[6] 画像検査による確定

[7] 残された機能の温存

[8] 薬物による再発防止

[9] 外科的な手術療法

[10] 食事療法による改善

 

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