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ただし、アルコールの過剰摂取だけで慢性膵炎が引き起こされるというわけではなく、食生活などのほかの要因も絡み合って発症すると考えられています。また、原因不明の突発性のケースも約30パーセントを占め、近年、注目されている自己免疫異常による膵炎も中に含まれます。

いったん発症すると、長期に渡って少しずつ進行し続けるため、疾患の早期と後期では症状がかなり異なります。

早期に最も多くみられる症状は腹痛です。急性膵炎の腹痛は激痛となるのに対して、慢性膵炎では鈍痛が特徴です。大抵の場合、背部痛を伴います。これらの痛みは頑固で持続性ですが、間欠的に生じるものもあり、程度も軽度なものから重度のものまで人によりさまざまです。

痛みは、油分の多い食事の後や、飲酒後に比較的起こりやすい傾向がみられます。しかし、特に誘因がなく突然起こることもあり、まれには全く痛みのない慢性膵炎も存在します。

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【慢性膵炎】

[1] 長期に渡る炎症

[2] 膵液の分泌に障害

[3] 早期にみられる症状

[4] 後期にみられる症状

[5] 血液と尿の検査

[6] 画像検査による確定

[7] 残された機能の温存

[8] 薬物による再発防止

[9] 外科的な手術療法

[10] 食事療法による改善

 

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