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■過剰反応を避ける■
一方、一般家庭やオフィスなどで問題となるのは、床や壁、天井、キッチンのタイルの裏側、屋根瓦などに、アスベスト入りの建材が2004年まで使われていたことです。
ここで大切なのは、「アスベストを含んだ建材があること自体は、大きな問題ではない」、と認識することです。過剰反応して「気持ちが悪いから取ってしまおう」などと、考えないことです。
建材を破損させて断面をむき出しにしたり、建物を壊したりしない限りは、アスベストは飛び散りません。従って、住居にアスベスト入り建材が使われていても、健康への害はほとんどないと考えられています。
アスベスト入り建材の使用場所を知るには、家を立てた際の図面を見ることがまず第一です。見てもわからない時や図面がない場合は、施工した工務店に問い合わせましょう。自宅でアスベストが使われている場所を知っておけば、壁に穴を開けたり、むやみに傷を付けたりすることを避けられます。
どうしても気になるなら、その部分だけを取り除くのではなく、壁紙などを張ったり、厚めに塗料を塗るのがいいと思われます。
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【アスベスト症】
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