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有害性の指摘と使用禁止

 一方、アスベストの使用については、1972年のILO(国際労働機関)による発がん性の指摘など、早急な対策の必要性が、世界的にで論じられてきました。86年には、吹き付け作業や発がん性の高いクロシドライト(青石綿)の使用などを禁止した「石綿条約」がILOで採択されましたが、日本は条約を批准せずに「管理して使えば安全」という立場をとり、規制はしませんでした。

 80年代には、ヨーロッパ諸国が相次いで、クロシドライトの使用禁止の措置をとりました。アメリカでは、89年に環境保護局(EPA)がアスベストの新用途すべてへの使用を禁止しました。

 当時の日本も90年頃から、まず吹き付けによるアスベスト使用を法的に中止しました。アモサイト(茶石綿)とクロシドライトについては、有害性が高いことから、1995年に使用禁止にしました。

 しかし、よく使われているクリソタイル(白石綿)は量も多いし、それほど危険性はないと判断し、アスベストを含んだ建材やアスベスト板などを作っている会社には零細業者が多いということで、使用禁止を猶予し、2006年にずれ込みました。

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【アスベスト症】

[1] アスベスト症とは?

[2] 6種類のアスベスト

[3] 珍重された夢の素材

[4] 有害性の指摘と使用禁止

[5] すべての種類の全面禁止へ

[6] 住まいにおける対応策

[7] 過剰反応を避ける

[8] 引き起こされる病気

[9] 石綿被害者への救済

 

【四百四病の事典】

[13] ピックアップ

 

【メディカル・チェック】

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