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●ごろ寝や昼寝を見直すべし
最後に、夜の眠りばかりでなく、日中の昼寝、うたた寝、ごろ寝などの効用を述べて、「睡眠を見直す」を締めくくる。
例えば、休日のごろ寝は一番貧しい過ごし方とされているが、これは必要な睡眠しかとらない人には味わえない快楽。体もリフレッシュされるし、単なる怠惰ではない。
電車の中での一眠りも捨てがたい。電車内で居眠りできるのは、日本社会が全体として安全であることが大きく、豊かな文化といえる。
反面、外国にはある昼寝という習慣が制度化されていないから、日本人は自分で眠りを見つけているともいえる。日本では、夜眠ることが自明の理となっているが、人間はもともと、一日に何度か眠る多相性睡眠の傾向がある。
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