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深い眠りを得るためには、もう一工夫したいものである。そこで、健康敷布、健康掛け布とでも名づけようか、木綿製の寝具を作って、真っ裸で寝ることを奨励したい。雪国の人は冬でも素っ裸で寝るが、それは自然の知恵で、そのほうが暖かくもあり、自分の体から出る放射熱で温まるという。それは、地球上における放射熱によって万物が健全に成長、繁茂し、あるいは発展する、宇宙の理と利にかなったことなのである。
四季を通じて、敷布、掛け布はできれば毎日でも、日光や風にさらして、体温や湿気を除く。洗濯も頻繁にして、なるべく衛生的に保つようにしたい。その中で裸で寝る味は、まことによきものである。
夏の寝床では、厚地のタオルケット一枚で、涼しく、温かく眠れるだろう。これは空気を着て寝る方法で、生理的にして合理的、よき方法だと思う。
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