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ところが、一般の現代人は空気を吸う量や、水を飲む量が少なすぎる一方で、物がありすぎるため、誰でもみな食べる量が多すぎる傾向がある。また、味は濃厚すぎ、ことに菓子など、甘味を多く取りすぎている。
現代人の生活態度を見ていると、いかにしてうまい物をたらふく食べるか、ということだけを考えているように思われる。一日三回食べるということでさえも、必要があって食べるというよりも、習慣だけで食べている。
食べるということはプラスの面ばかりでなく、マイナスの面もあることを忘れてはならない。
人間は、体にとって必要のある時だけ食べるのがよいし、必要のない時は食べないほうがよい。つまり、食べてはならない時には食べないほうが、より体のためになるという意味である。
これは実に簡単、明白な道理であり、真理であるのに、こうした基本的な原理でさえ、実社会では無視されているようである。
例えば、腹が減らない時は食べる必要がないし、ある程度食べて空腹感が止まったら、そこで食べることをストップすべきであって、それ以上は体にとって無駄というよりも、むしろ有害でさえある。
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