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●江戸時代に儒学の影響で広がった「気」
中国から伝わった「気」の思想が学問としての広がりを果たしたのは、江戸時代になって儒教が思想的支柱となってからと見なしてよいだろう。
歴史的に見ると、日本における儒教は、仏教と比べ物にならないほど新しい。天皇に「四書」、「五経」などの経書を講義することを仕事としていた公家は別として、儒教の書物に親しんだのは禅宗の僧など、ごく一部の人にすぎなかったようだ。
それを一挙に政治の舞台に引き出したのが、かの徳川家康。彼によって、徳川幕府二百六十余年の体制思想として、儒教が歩み出したのである。
江戸時代の中期頃になって、「気」の日用語がたくさん生まれ、それが今日のように定着したのは、朱子学や陽明学などの儒学の影響と思われる。
朱子学や陽明学によって、後世の注釈を後生大事にすることが反対され、直接に「論語」や「孟子」に代表される経書を読むことが主張される中で、「天地の間は一元気のみ」と唱えた儒学者・伊藤仁斎も現れた。江戸儒学の中の古学と呼ばれた一派を発展させた人物であり、その主張は山鹿素行に始まったようである。
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