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認知症(痴呆症)
■脳の障害で知能が持続的に低下
認知症とは、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が持続的に低下した状態。およそ6か月以上継続して、生活する上で支障が出ているケースを指します。
日本では以前、痴呆(ちほう)症と呼ばれていましたが、2004年に厚生労働省の用語検討会において、認知症への変更を求める報告がまとめられ、まず行政分野、高齢者介護分野において、痴呆症から認知症に置き換えられました。各医学会においても、2007年頃までにほぼ置き換えがなされています。
認知症の狭義の意味としては、知能が後天的に低下した状態のことを指しますが、医学的には知能のほかに、記憶力の障害、見当識(けんとうしき)の障害、人格障害を伴った症候群として定義されます。
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