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全身性ヘルペス感染症は、疱疹ウイルスが全身臓器に感染する型で、妊娠中の母体に陰部疱疹がある時には、ウイルスが子宮内で胎児に感染することがあります。この際は、皮膚以外にも脳、副腎(ふくじん)、肺、肝臓など全身にウイルスが感染し、流産、死産の原因となります。幸いに出産できても、重い後遺症を残すことが多くなります。
成人でも、全身の免疫機能が落ちている時には、ヘルペス性脳炎などの全身性ヘルペス感染症を起こすことがあります。全身にアトピー性皮膚炎など湿疹性の病変がある子供は、このウイルスがつくと、湿疹の上に水疱が多発し、カポジ水痘様発疹症という重い疾患になることもあります。
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【単純性疱疹(単純性ヘルペス)】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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