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だから、若い時ならばいくら食べても無理はきくものなのだが、ストレスの多いこういう時代では、四十歳をすぎたら胃の中の消化液の力も弱くなってくるから、量をたくさん食べたり、刺激の強い物を食べたりすることはいけない。それは、日常無理をしすぎているということと、だんだん体を動かさないようになって、運動不足になっているということからなのである。
肝心なことは、胃の中にある固形物の量と胃の分泌液とのバランスが、うまくとれればいいことを覚えておくことだ。
一時にたくさん食べられなければ、少し食べてやめ、何時間かおいてまた食べるようにすると、けっこう消化も進み、胃にもたれないし、胃液の分泌も活発で、非常に快適であるというわけである。
食べる以上はよくこなしてくれるほどに、胃腸の機能を育てなければならない。
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