健康創造塾

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 さらに正確にいえば、その脳幹にある間脳の一部に、視床下部という手の親指ほどのところがあるが、視床下部の一部で、視神経が集まっている視交叉(さ)上核という一対の神経細胞群の中にある生物時計が、目覚めと眠りのリズムを支配しているのである。

 視床下部はちっぽけでも、支配力は絶対的なのが特徴で、睡眠の偉大なリズムは一生涯にわたって続くのである。睡眠はすべての物事の根本で、生命が培われるのも夜の眠りの中である。

 まさか人間を使って試してみるわけにはいかないが、子犬を使って眠らせない実験をすると、六日間の断眠で体温が四~五度も下がり、脳細胞は一週間もすると壊れ始める。

 つまり、脳細胞は鋭敏な代わりに、すこぶる疲れやすいものなのである。我々は、脳細胞の疲労回復のために、眠るわけである。「ああ、眠くなった」というのは、脳細胞が「もう疲れました」と、危険信号を発しているものと思っていいだろう。

 よく「眠れない、眠れない」とこぼしている人がいるが、脳細胞は疲労がぎりぎりのところまでくると、ちょうど食欲と同じように、必ず休息、睡眠を要求する。逆にいえば、眠くない人は眠る必要がないのだ、といってもよいくらいである。

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【肉体を慣らして頭を鍛える2】

[1] あくびと伸び

[2] 筋肉を伸ばす

[3] 腰掛けると立つ

[4] 頭と体を休ませる

[5] 眠りで命を培う

[6] 眠られぬ夜は永し

[7] 体一色に眠る

[8] 昼寝を活用する

[9] 右脳で発想する

[10] 潜在能力を開く

[11] 瞑想の実践

[12] 無心でひらめく

 

【ライフスタイル】

[21] 脳力を研ぐ

 

【メディカル・チェック】

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