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そのため、翼状片組織を切除だけでなく、再発を予防する方法が必要となってきます。再発を少なくするため、マイトマイシンという一種の抗がん剤を用いることもあります。手術中に3分間、マイトマイシンを点眼し、後はきれいに洗い流します。再発率は確実に減少するものの、角膜や、目の外側を覆っている白色の膜である強膜に対する毒性に気を付けなければなりません。
再発を少なくするため、放射線を用いることもあります。がんの治療に用いられている放射線を手術に応用し、翼状片組織の切除後に線維芽細胞が増えすぎないように、放射線を照射します。
現在のところ、マイトマイシンを用いても、放射線を用いても再発率をゼロにすることはできません。特に、年齢が50歳以下のケースでは、再発率が高いため、注意が必要です。
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【翼状片】
【四百四病の事典】
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