健康創造塾

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 汗をかくのは人間だけではないことは、競走馬がレース終了後に、首のあたりにどっと汗をかいていることでもわかる。しかし、それも高等な哺乳(ほにゅう)動物のみで、犬や猫はほとんど汗をかかない。犬などは浅速(せんそく)呼吸といって、暑い時には口を開け、舌を出して、舌の表面からの水分の蒸発によって体温を下げている。「いかにも暑くて、苦しい」といった感じで人間は受け止めてしまうが、犬自身は特に苦しいわけではない。

 動物の汗腺としては、体表面にはアポクリン腺しかなく、馬の汗もアポクリン腺から出ている。猫なども含めた高等な哺乳動物では、エクリン腺は足の裏にのみある。猫に汗をかかない薬を与えると、木に登ることができない。

動物の手のひらや足の裏の汗腺は、体温を下げることとは関係なく、物を握ったり、木に登ったりする時すべらないようにするためにあるのだ。ゴリラやヒヒなどは、体の表面にアポクリン腺とエクリン腺が混在している。

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【汗のチェック】

[1] 発汗の二つの役目

[2] 汗が調節する体温

[3] 二つある汗腺

[4] 動物と汗

[5] 汗の性的意義

[6] 精神性発汗

[7] 塩分の喪失

[8] 第三の役目

[9] 有害物質の排泄

[10] 歩きの勧め

[11] 脳の活性化

[12] 歩いて若返る

[13] ストレスの軽減

[14] やる気が大切

 

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