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●食事をよく噛む大切さ
食事は一日に朝と晩の二回で、昼は抜いているという人もいる。空腹であろうとなかろうと、一日に三度と決めて食事をするのはあまり意味がない。時間や回数にはこだわらず、おなかがすいた時に腹七、八分目に食べることが、最も自然で合理的な食事法と考えているからである。
その代わり、二食の食事は、旬(しゅん)の食べ物をよく噛んでいただく。食事三昧に徹して、よく噛んで、噛んで、一生懸命噛んで、少なくとも一時間はかけている。これが実においしい。食べ物がおいしいということは、大変に幸せなことである。
同時に、よく噛んで体を鍛える。噛むことで唾液が十分に出る。唾液の効というのは非常に大きい。素晴らしい働きをして、体を養ってくれている。
その効用を大きくこの生命活動に取り入れているから、胃腸を悪くするということがない。体の器官が常に健康、正常に働いている。体が健全であれば、心は完全。静かに、素直に肉体に従う。
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