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人間の最たる本能である食の恵みをもたらすのが「雲気」たる「气」、その食の帰結としての呼吸という生理的な営為をも包摂していたのが、「氣」という字だったのではあるまいか。
私たち現代人にとっても、自分に感じる「気」を身近なところから挙げるとすれば、まず呼吸であろう。
しかしながら、寝ている時でも休むことのない呼吸は、とかく忘れられがちである。そのわけは、呼吸が脳幹に支配された反射運動だからである。反面、意識的に大きく息をしたり、腹式の呼吸をしたりすることもできる。
実は、儒学の祖・孔子の言行録である「論語」は、中国の古典の中で最初に「気」という文字を登場させた文献であり、呼吸を意味する「気」について述べているのだ。「論語」以前にも、「書経」、「詩経」、「易経」などという古典があるが、「気」という文字は姿を見せていない。
「論語」の中に出ている「気」のうち、「気を屏(ひそ)めて息をせざる者に似る」の「気」は、明らかに呼吸のことである。
魯(ろ)の国の人であった孔子は、自説を広げるために諸国を三十年も歴遊し、国王にまみえる機会も少なくなかった。生殺与奪の全権を持つ国王を前に、治国の道、仁義の説の正しさを広めようとする時には、やはり緊張せざるを得なかったのだと想像される。
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