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一部のぶどう膜炎でも、硝子体に濁りを生じるため、飛蚊症を引き起こします。ぶどう膜は虹彩(こうさい)、毛様体、脈絡膜という3つの組織の総称で、これらに起こる炎症をぶどう膜炎といいます。このうち毛様体と脈絡膜の炎症が起こると、炎症性物質や白血球が硝子体の中に押し出され、硝子体の濁りを起こします。
ぶどう膜炎の主な症状は目のかすみ、視力低下などで、飛蚊症で疾患に初めて気付く場合もあります。ぶどう膜炎が長引いて重症になると、硝子体にも変化が起こって膜様の混濁ができ、黒い雲のような飛蚊症を自覚するようになります。
その他、遺伝によって起こる網膜と硝子体の疾患は、網膜硝子体ジストロフィと呼ばれますが、まれです。全身の病気によって起こる硝子体の濁りとしては、硝子体アミロイドーシスという疾患が有名ですが、さらにまれです。
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【飛蚊症】
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