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ブルガダ症候群の検査と診断と治療

ブルガダ症候群の発症者には、特徴的な心電図の波形変化として、右側胸部誘導(心電図検査のV1、V2と呼ばれる項目)の弓を折り曲げたようなタイプのST上昇と、不完全右脚ブロック様変化がみられます。

しかし、このような心電図変化は健康診断で実施された心電図検査でも、0.1~0.2パーセントの人にみられるといわれています。最近の報告では、特徴的な心電図変化がみられた人たち全員に、致死性不整脈の危機が迫っているのではなく、大部分の人の予後はとてもよいと考えられています。

ただし、ブルガダ型心電図を有し、原因不明の失神の既往や、45歳未満での突然死の家族歴を持つ人の評価は、慎重に行わなくてはなりません。ブルガダ型心電図を有するのみで、失神歴も家族歴も有しない人の予後は、良好であると考えられています。中には、最初の症状が突然死であったという不幸な例もあります。

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【ブルガダ症候群】

[1] 突然死にもつながる心疾患

[2] 発症者の大部分が男性

[3] 起こりやすいのは睡眠時

[4] 特徴的な心電図変化

[5] 検査によるリスク評価

[6] 植え込み型除細動器の勧め

[7] 植え込み型除細動器の使用

 

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