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■診断と治療とセルフコントロール
一般的な身体の疾患を扱う内科や外科、整形外科などにかかって、症状がなかなか改善しなかったり、いったん治った病気が何らかの切っ掛けで再発を繰り返す時には、心身症を専門に扱う心療内科、精神科の診察を受けましょう。ただし、最近は内科を始め各診療科の窓口でも、心身症を取り扱うところが増えています。
心身症の治療は基本的には、それぞれの疾患に応じた直接的な治療に、心理療法が併用されます。加えて、心身症では心身の緊張、不安、抑うつといった精神症状が認められることも多く、その緩和のためには抗不安薬(精神安定剤)や抗うつ薬の服用が行われます。
心理療法としてよく行われるのは、自律訓練法とバイオフィードバック療法です。いずれも、自己をコントロールして、リラックスする手段を身に着けることを目的としています。
自律訓練法は、自己暗示によって、段階的に緊張をほぐす方法を体得していきます。バイオフィードバック療法は、音や光によって緊張状態を本人に自覚させ、自分で緊張をほぐすようにする方法です。
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