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ほかの症状として、下痢や嘔吐(おうと)、腹痛などの症状や、時には黄疸(おうだん)がみられることがあります。また、BCGを接種した子供では、その部位が赤くなり一部はかさぶたになります。

こうした急性期の炎症症状はやがてなくなりますが、川崎病の合併症として約15パーセントに、心臓血管系の重い後遺症を残すことがあります。心筋に酸素を送る血管である冠動脈が広がる冠動脈拡張、こぶができたりする冠動脈瘤(りゅう)、弁膜症、心筋炎などです。こうした病変の生じた部分では、血流が渦を巻き、結果として血管が狭くなったり、詰まってしまい、時には心筋梗塞や突然死を起こしてしまうのです。

心臓血管系の異常は、1歳未満の乳幼児で発熱が10日以上も続く場合に発生しやすいといわれています。この異常が現れるのは発熱後3カ月以内で、その時期を過ぎても異常が現れなければ、さほど心配はいりません。

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【川崎病】

[1] 4歳以下の乳幼児に発症

[2] 発熱や皮膚症状などが出現

[3] 心臓血管系の合併症

[4] 川崎病の診断手引き

[5] ガンマグロブリンの投与

[6] アスピリンの内服

 

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