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さらに、睡眠相後退症候群という睡眠障害がある。普通、眠気は、体温が一日のうちで最も低い、午前二、三時頃に最大になる。この病気の人たちは、体温が最低になるのは夜が明けてからである。当然、眠くなるのも普通の人より遅い。
夜なかなか寝つかれず、朝起きられないため、宵っ張りや朝寝坊になり、学校や会社に遅れる。次第に眠る時間がずれていき、通学や通勤する気持ちを失ってしまうと、普通の社会生活ができない。こうした症状を睡眠覚醒リズム障害ともいう。
普通の人間は、二十五時間前後の体内時計のリズムを、朝の光に当たることや、朝の食事や動き出すことなどで、一日を自動的に測定、昼夜の変化に合わせた二十四時間の生活ができる。睡眠覚醒リズム障害の人は、この体を合わせる体内時計の微調整が大なり小なりできなくなった人たちだ。夜、眠れないとか、寝つきが悪いとかの不眠症とは違う症状である。
だが、入院してリズム調整すると不登校児も直るといった例が、近年、学会に報告されているという。
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