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双極性障害

躁状態と、うつ状態を繰り返す気分障害

双極性障害とは、躁(そう)状態とうつ状態を繰り返す精神疾患であり、気分障害の1つ。従来、躁うつ病と呼ばれていた病気に相当し、双極性感情障害とも呼ばれます。

双極性障害(躁うつ病)の生涯有病率は、0.2〜1.6パーセントであるとされます。同じ気分障害の1つで、うつ病だけを繰り返す単極性障害(単極性うつ病)の生涯有病率6〜15パーセントと比べると、低めではありますが、決して珍しい疾患ではありません。

発病年齢は、単極性障害の場合は年齢層が幅広く分布しているのに対して、双極性障害は20歳代にピークがあります。また、単極性障害は男女比が1対2と女性に多いのに対して、双極性障害では男女比は1対1となっています。

双極性障害は一度回復しても、再発を繰り返すことが多く、生涯に渡る薬物投与による予防が必要となることが普通です。

発症の原因はいまだ解明されていませんが、単極性障害と同様、疾患脆弱(ぜいじゃくせい)性、すなわち病気になりやすい性質を持つ人に身体的、あるいは心理的負荷がかかり、脳の機能のバランスが取れなくなると発病するとされています。

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【双極性障害】

[1] 20歳代に多発

[2] 遺伝と環境に要因

[3] 繰り返す再発

[4] 躁状態の症状

[5] うつ状態の症状

[6] 気分安定薬での治療

[7] 3種類の気分安定薬

[8] 再発予防のために

 

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