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●人生の三分の一は眠り
人間の天寿は百歳から百二十歳であるが、ある人の寿命を七十歳として考えても、一日ざっと八時間くらい眠る人間が多いことから、三分の一を床の中で過ごすとして、二十三年間は眠っている計算になる。十日間といえば、人間の一生の睡眠時間の中では、わずか〇・一パーセント程度にすぎない。
いかに眠りが大切なものであるかがわかるだろう。
生まれたばかりの赤ん坊のうちは、二十時間はたっぷり眠るものである。一日のうち、四時間しか目を覚ましていないわけだ。生後三週間になった赤ん坊は、一日二十四時間のうち、六十三パーセントの十五時間ぐらい眠るという。
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