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●歩くことの刺激が臓器の働きを活発にする
不断の歩行により、大地に足を印することは、脳に微妙な刺激を与え、脳の疲労を除き、脳を健全にすることにも役立つことを忘れないでほしい。
頭をはっきりさせるばかりか、歩くことの刺激によって、人体の横隔膜の下にある肝臓、胃、腸、脾(ひ)臓、すい臓、腎臓、膀胱(ぼうこう)、それに女性ならば子宮などの臓器において、停滞している機能が適度にほどけて、働きが活発になる。
同時に、横隔膜の上位にある心臓も肺も、機能的に血液の循環をよくし、血液への酸素供給が盛んになるため、当然、意識はすっきり、気分はさわやかになってくるのである。
血液の流れが速くなるので、管にたまった汚れを掃除する。血管が膨張して、若返る。しかも、刺激が強すぎることもない。
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