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次に、アイデアマン、企画マンには過去の経験や知識も、なるほど大切な情報であり、多ければ多いほどよいが、自由自在に使いこなせなければ、無用の長物、宝の持ち腐れであると知ること。
つまり、ただ知っているだけでは応用がきかない。見慣れない事物や問題にぶつかった時に、すでに持っている知識や経験と比較、分析し、類比の発想から、新しいアイデアを得ることが大切なのである。
例えば、ダンロップタイヤの創始者、ダンロップは、丈夫なタイヤをどう作ろうかと苦労している時、サッカーボールをヒントに、空気を入れることを思いついたという。
このように、よく見知っているものの中にも、視点を変えてみると、発想や企画のヒントになるものは多い。
アイデアに詰まったら、散歩したり、デパートを見て回ったりするとよいといわれる理由も、ここにある。何か、自分のテーマと結びつくものが見いだせるかもしれない。
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