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●股部白癬(いんきんたむし)
 頑癬(がんせん)ともいい、太ももの内側(陰股部)にできる浅在性白癬です。夏季に、男性に多くみられ、時に集団発生することもあります。原因菌は、大部分が猩紅色菌ですが、まれに有毛表皮糸状菌によることもあります。
 中心治癒傾向がある境界鮮明な輪状の湿疹様の形で、激しいかゆみがあります。中心部の皮膚は厚く硬くなり、色素沈着がみられ、辺縁は紅色丘疹が輪状に配列、融合して、堤防状の隆起を形成します。陰股部のほか、臀部(でんぶ)に生じやすく、まれに下腹部にまで及ぶこともあります。

●足白癬(水虫)
 足にできる浅在性白癬で、最も頻度の高い真菌症です。主に、足の裏に小水疱ができる小水疱型汗疱型、足の指の間にできる趾間(しかん)型、足底全体に角化のみられる角質増殖型に分類されます。小水疱型は、足底や足縁に小水疱や紅色丘疹ができるか、または皮がむけ、強いかゆみがあります。趾間型は、足の指の間の皮がむけ、白くふやけたようになります。第4指と第5指の間によく発症します。角質増殖型は、足底全体の角質が厚くなり、皮がむけ、あかぎれも生じます。

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【白癬】

[1] 白癬菌が皮膚に感染

[2] ゼニたむし

[3] いんきんたむし、水虫

[4] 爪の水虫

[5] 抗真菌薬の外用で治療

[6] 生活上での注意点

 

【健康実用辞典】

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