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 ■糖尿病の検査と診断と治療

医師による糖尿病の診断は、主に血液検査で血糖値を調べることで、血糖値が正常である「正常型」なのか、糖尿病である「糖尿病型」なのか、その中間の「境界型(耐糖能異常)」であるのか、型の区分を判定します。はっきりしない場合には、75gの糖分を含む飲料を飲んで、型の区分を判定することもあります。これは、75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)と呼ばれる検査です。

 型の区分には、以下の(1)~(5)の判定基準が用いられます。

(1)早朝空腹時血糖値126mg/dl以上

(2)75gOGTTの2時間値が200mg/dl以上

(3)随時血糖値200mg/dl以上(随時とは、食後の任意の時間のことをいいます。食前でもかまいません。)

(4)早朝空腹時血糖値110mg/dl未満

(5)75gOGTTの2時間値が140mg/dl未満

(1)~(3)のいずれかの血糖値が確認された場合には、「糖尿病型」と判定します。(4)および(5)の血糖値が確認された場合には、「正常型」と判定します。「糖尿病型」と「正常型」のいずれにも属さない場合には、「境界型」と判定します。

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【糖尿病】

[1] 高血糖の持続で発症

[2] インシュリンの働き

[3] 1型糖尿病について

[4] 2型糖尿病について

[5] 症状と各種の合併症

[6] 合併症の怖さ

[7] 判定基準で型を区分

[8] 糖尿病との診断

[9] 治療の第一目標

[10] 食事療法

[11] 運動療法

[12] 薬物療法1

[13] 薬物療法2

[14] 生活上の注意

 

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