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改正された結核予防法では、高齢者や、大都市などの特定地域に発症者が集中している状況に対応するため、集団から個々のリスクに応じた、予防・治療中心の対策を中心としています。
具体的には、リスクに応じた健康診断の実施、乳幼児期のツベルクリン反応検査を廃止しBCGの直接接種の導入、DOTS(ドッツ、直接服薬確認療法)体制の強化、国・都道府県による結核予防計画の策定、といった内容が盛り込まれています。
DOTSとは、服薬を確実にするために、確実に服薬したことをチェックしながら行う治療法です。チェックは、看護師、保健師、薬剤師など実情に応じてさまざまな医療従事者により、いろいろな方法で行われています。治療の途中で服薬を止めてしまうのを防ぐためにもDOTSは有効で、入院患者に対する院内DOTSから始めて、退院者への手厚いケアを行う地域DOTSの必要も叫ばれています。
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