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日本では、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎の発症が多くみられ、肝臓の病気のうち、比較的頻度の高いものになっています。感染して発病する3つの肝炎ウイルスが、肝臓に取り込まれやすい性質を持っているためです。
感染経路は、A型肝炎やE型肝炎のように、ウイルスに汚染された水や食べ物から経口感染するものと、B型肝炎やC型肝炎のように、既感染者の血液や分泌物を介して非経口的に感染するものがあります。
急性肝炎各型の占める比率は、A型肝炎の発症例が年度により大きく異なるために著しく変動します。日本国内の国立病院、療養所専用情報ネットワークを利用した肝疾患共同研究のデータによれば、急性肝炎各型の比率は、A型肝炎約30パーセント、B型肝炎約35パーセント、C型肝炎約13パーセント、それ以外の肝炎(非A非B非C型肝炎)約22パーセントとなっています。
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