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●小児型慢性疲労の予防と治療
例えば、夜中の二時に寝て、頑張って朝七時に起きていた子供が、慢性疲労の状態になってくると、突然、昼十二時まで寝るようになってしまうケースがあります。こうなってしまうと、なかなか抜け出せません。
エネルギーの余力がない子供が、ウイルス性疾患にかかって発熱し、それを機に、昼まで起きられなくなってしまうケースも、しばしば見られます。ウイルス性疾患がそのまま続いているという見解もありますが、疲労の蓄積という下地に問題があるのです。
小児型慢性疲労には、早寝が有効な対策となります。朝起きが難しくて時々、遅刻するという子供であれば、一時間早く寝てもらう。質のよい睡眠を二週間続ければ、軽症の慢性疲労は解決します。
重症の慢性疲労症候群に対しては、医師による治療が求められます。医師側では、不登校に陥った子供の体の異常として、自律神経のうち睡眠中、交感神経より優位になる副交感神経が休養を十分にとっても優位にならない、睡眠と活動を促すホルモンの分泌のピークがそれぞれの実態とずれる、脳の温度を反映する深部体温が夜間に下がらない、などと見なしています。
人工的に明るい光を当てる「高照度光治療」や、ホルモン剤「メラトニン」の投与で、ずれた生体リズムを元に戻したり、睡眠中にもエネルギーを多く使うため、ビタミンB1などサプリメントを投与したりして、治療は行われます。
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【小児型慢性疲労症候群】
【四百四病の事典】
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