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さらに、慢性疲労状態の人で大きな問題となるのは、睡眠中も脳が活動したり、心臓の心拍数が落ちなかったりと、寝ている間にエネルギーの消費が起き、脳の温度が上がったまま浅い睡眠状態が続く、という睡眠異常を起こしていることです。人間の脳の温度は、起きている時には高く、寝ている時には低いのが通常です。
脳の温度が上がった浅い睡眠では、エネルギーの蓄積が非常に遅いため、長時間の睡眠を必要とします。しかも、疲労がなかなか改善しません。この悪循環の中で、不登校は長期化してしまうのです。
不登校のきっかけが、いじめだったと仮定します。いじめられた子供の脳は、不安と緊張のため、すごい勢いで活性化しています。その状態で眠りに入っていくわけですから、寝付きを悪くし、入眠時間が遅くなり、眠りが浅くなります。
不安や緊張がなくても、子供が夜遅くまで起きている時代ですから、朝七時に起きても、体や精神の活動の準備は整っていません。そのため食欲もわかず、朝食を食べない子供が多いのです。睡眠の質が悪いと、生命力の低下、学習意欲の低下を招くのです。
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【小児型慢性疲労症候群】
【四百四病の事典】
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