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腹痛、関節痛などで日常生活が困難となった場合、入院治療が必要となります。その上で、急性期症状の改善には、副腎(ふくじん)皮質ステロイド剤の投与が有効です。特に腹痛を伴う場合では、消化管からの吸収に期待できないため、ステロイド剤を静脈内投与することが多くなります。
特発性血小板減少性紫斑病では、急性型は自然に治癒することが多いので、ほとんどの場合は経過観察します。急性から慢性へ移行する確率は、高くありません。慢性型の場合は副腎皮質ステロイド剤を投与し、それでも血小板数が増加しなければ、血小板の破壊にかかわっている脾臓を摘出することで、良好な経過を得る可能性が高くなります。なお効果が不十分な場合は、免疫抑制剤などが使われます。
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【紫斑病】
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