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慢性色素性紫斑は、点状の出血斑、丘疹、毛細血管拡張、色素沈着などが下肢に好発し、慢性に経過します。多くの場合、かゆみはありません。中年以降に多くみられますが、時に小児、若年者にもみられます。真の原因は不明ながら、血液の異常はないことが多く、微小循環障害と血管壁の弱さが関係するものと考えられます。時に、高血圧、静脈瘤(りゅう)を合併します。
アレルギー性紫斑病は、小児に多くみられ、主に四肢に大小さまざまな紫斑、丘疹、膨疹が出現してきます。重症例では、水疱(すいほう)、びらん、潰瘍(かいよう)が続発します。同時に、腹痛、嘔吐(おうと)、下痢、下血、食欲不振、関節痛などを伴います。合併症として腎(じん)炎を起こすこともあり、注意が必要です。
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【紫斑病】
【四百四病の事典】
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