健康創造塾

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 はじめから特異なものであり、普通の人間にはできないようなものだったら、このような問題を持ち出す必要はないだろう。

 例えば、「家康になれ」というのは無理な話であっても、彼が持っていた忍耐とか寛容とかいうような徳目は、誰でも努力すればできるであろう。いや、身につけることができるはずである。

 そうした忍耐、寛容を通じてはじめて、人間としての成長があり、機会をものにすることができるのだ。統率者は、そのなすべきか、なさざるべきかの機会を知っている。

 統率ということを考える際、大切な条件として思い浮かぶのは、与謝野鉄幹の有名な詩句「友を選ばば書を読みて、六分の侠気(きょうき)、四分の熱」である。

 指導者がその統率力を発揮しようとする時、六分の侠気、すなわち男気がなくて、誰が奮起してついてゆこうか。そして、それが四分の熱気なくして、行われるであろうか。

 加えて、よく書を読むということは、平素から常に仁義の道を志しているということで、それが周囲の共感を誘うのである。

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【向上心と信念】

[1] 目のパワー

[2] 見えると感じる

[3] 気配に気づく

[4] 「気」の放射体

[5] 器量人に近づく

[6] 大器は晩成す

[7] 歴史上の人物

[8] 感知できぬもの

[9] あり得ない完成

[10] 自己啓発の永続

[11] おのずと光る

[12] 陽気の発散

[13] 統率力の習得

[14] 六分の侠気

 

【健康実用辞典】

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