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●重要なのは収容した「気」の十分な循環
辞書を引くと、器量とは、1.人間の才徳、すなわち才能と人徳、2.人間の備えている才能、力量、3.器量の「器」は材の在る所、「量」は徳の満つる所の意、などと説明されている。
よって、器量人とは、才能と人徳に優れた人のことであり、才能や力量に優れた人のこととなる。知情意、知性と感情と意志に優れた人のことともいえよう。
この点、昔から世間ではよく、「器量」、あるいは「社長の器」などということが取りざたされているところで、その実体については、「心が広いこと」、「七情をよく統制していること」といった人間性の面からの解釈が行われている。
また、努力して身につけたものではなく、生まれながらして与えられた才、まさに天性のものを「人間の器」とか、「器量」と呼ぶ場合もあり、もちろん、その器量は天性のものでありながら、現実に生きることにおいて、常に磨きをかけておかなければならないもの、とされる。
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