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 子宮を残して筋腫だけを摘出する場合、子宮の内側に筋腫ができた粘膜下筋腫ならば、子宮鏡が使われます。腟から子宮の中に子宮鏡を入れ、電気メスで筋腫を少しずつ 削り取っていきます。筋腫はあまり大きくない4〜6cm以下、筋腫が内側に飛び出していることなど、いくつかの条件があります。

 一方、腹部にいくつか穴を開けて細い管を挿入し、電気メスなどを操作して子宮筋腫を切除するのが、腹腔鏡手術です。子宮を丸ごと摘出することも、筋腫だけを摘出することも可能で、適応になるのは筋層内筋腫や漿膜下筋腫。

 なお、開腹手術でも内視鏡による手術でも、子宮を残せば、子宮筋腫の再発の可能性があります。特に20代、30代で手術をした人は、その後の長い年月、エストロゲンにさらされますので、筋腫が再発してまた大きくなる危険性があります。複数の筋腫があった人も、再発の危険性が高くなります。

 再手術になると、筋腫だけを取ることは難しいので、子宮の全摘手術を受けることになります。

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【子宮筋腫】

[1] 特に多い女性の病気

[2] 筋肉にできる良性腫瘍

[3] 3種類に分類

[4] 粘膜下筋腫

[5] 漿膜下、筋層内筋腫

[6] 治療の判断基準

[7] 薬物療法の功罪

[8] 子宮動脈塞栓術

[9] 筋腫の摘出手術

[10] 再発の可能性

 

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